第1回 関西圏大学教職員「教育・研究フォーラム」

「新しい大学連合『関西圏』を考え、創出にあたる際の
いくつかの基本視点」

 国民と学術・大学をめぐる深刻な情勢が深化している中で、解決をはかる新しい動きが注目されます。このような状況の下で、民主的な評価に求められる科学的な視点について考えたいと思います。具体的には、

(1)研究者、職員、学生の発達は保障されているのか
(2)関西圏の大学・研究機関は市場原理とどう向き合うのか
(3)関西圏の災害環境をめぐって山積する問題への取り組みについて
(4)新しいつながりの芽との自覚的な連帯の発展を目指して

以上の四つの視点からお話をしていただく中で、今後の関西圏における大学づくりの方向性を考えたいと思います。

記念講演会
講師:
京都大学名誉教授、大学評価学会共同代表
田中 昌人 氏

1932年東京都生まれ、京都大学教育学部卒。全国障害者問題研究会全国委員長、人間発達研究所所長、日本応用心理学会会長(現名誉会員)などを歴任。『障害のある人びとと創る人間教育』(大月書店、2003年)など著書多数。

セッション交流会
第1セッション
教職員の評価制度をめぐる課題〜成果主義人事の理念と現実〜
話題提供者:小越 洋之助 氏(國學院大學経済学部教授)
・各大学からのレポート
第2セッション
教育実践における課題〜1年次教育の現状と課題〜
話題提供者:岩橋 昭廣 氏(阪南大学流通学部学部長)
・各大学からのレポート
第3セッション
大学における大学職員の課題
話題提供者:伊藤 昇 氏(立命館大学大学行政研究・研修センター福センター長)
・各大学からのレポート
第4セッション
組合活動の権利と役割
・各大学からのレポート

日時 
2005年10月22日(土)
13:00〜17:30(12:30〜受付開始)
会場
 龍谷大学深草校舎
・記念講演会:21号館3階 302教室
・各セッション:21号館4階 403、404、405、406教室
交通
・地下鉄「京都」駅から竹田方面へ「くいな橋」駅下車、東へ徒歩約7分
・JR  「京都」駅から奈良方面へ「稲荷」駅下車、南西へ徒歩約8分
・京阪 「四条」駅から淀屋橋方面へ「深草」駅下車、西へ徒歩約3分

主催: 大阪地区私立大学教職員組合連合、大阪地区大学教職員組合連絡協議会
    京滋地区私立大学教職員組合連合、京都大学職員組合
    京都私立大学教職員組合連絡協議会

参加費無料

タイムスケジュール

12:30〜    受付開始
13:00〜13:05 主催者あいさつ
13:05〜14:05 記念講演会
		「新しい大学連合『関西圏』を考え、創出にあたる際のいくつかの基本視点」
		     講師:田中昌人氏(京都大学名誉教授、大学評価学会共同代表)
14:05〜14:30 質疑・応答
 (休憩・会場移動)
15:00〜17:30 セッション交流会
18:00〜20:00 情報交換を兼ねた懇親会

各セッションのご案内

第1セッション:教職員の評価制度をめぐる課題〜成果主義人事の理念と現実〜

 民間企業では、「成果・能力主義」を柱にした評価制度が先行的に導入されていますが、その弊害や欠点が明確に指摘されているにも関わらず、大学ではこれから本格的に「成果・能力主義」を柱にした教職員評価と、それにともなう処遇制度を本格的に導入しようとする動きが強まっています。そのような中で、本セッションでは「日本型年功制度」とはそもそも如何なる制度なのかについて改めて整理するとともに、現行制度を運用する上で改善の余地はないのか、日本企業における成果主義賃金化がもたらす問題点などを指摘していただきます。そして、「日本型年功制度」における本来の人事システムのあり方や再構築の方向性などについて考える契機としたいと思います。

第2セッション:教育実践における課題〜1年次教育の現状と課題〜

 大学のユニバーサル化や国際化・情報化が急速に進む中で、大学における授業のあり方の根幹が問われています。講義が学生に伝わらない、理解が得られない、あるいは学生の評価が自分の予想とはかなり隔たりがあるといったことは、大学教育に携わる多くの方々が実感している状況ではないかと思います。そのような中で、ITなどを積極的に活用した学習環境の整備などが進んでいますが、「教え方」の見直しだけでなく、学生自身の「学び」をどのように支援するのか、今後新たな時代を迎えるにあたって教育実践のあり方、授業方法を探りたいと思います。

第3セッション:大学における大学職員の課題

 今日めまぐるしく変化する高等教育状況に対応するために、各大学は個性を発揮した改革を進める事が求められています。大学「運営」の時代から大学「経営」の時代へと移り変わる状況の中で、幅広い見識や専門知識をもって、学生や企業、政府やNPO、NGOといったステークホルダーや大学をめぐる厳しい環境を十分に理解して、自分の大学の個性を生かして大学の発展に何が求められているのかを考え、政策化できるような大学職員「アドミニストレーター」が求められています。
 今回は、2005年4月に職員の専門能力を高めて大学行政を支えるプロフェッショナルな職員集団の養成をはかるため、立命館大学で発足した「大学行政研究・研修センター」の関係者をお招きして、今後の大学職員像を探りたいと考えています。

第4セッション:組合活動の権利と役割

 大学をめぐる状況が厳しさを増す中で、教職員の労働諸条件を切り下げるような動きが急速に進みつつあります。そのような中で、今春闘における各単組の要求確立や交渉の状況などについて報告を受けるとともに、組合活動の活性化・組織づくりのために、どのような努力や取り組みをおこなっているのかレポートに基づいた交流を深めたいと思います。
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