機関会議など : 大会宣言 −京都大学職員組合第85回定期大会−

 最近、25歳の青年が東京の繁華街で、通行人を無差別に殺傷するという凄惨な事件を引き起こし、社会に大きな衝撃を与えました。いかなる理由があろうとも、殺人・殺傷という犯罪を正当化することはできず、この者の行為は厳しく断罪されなくてはなりません。一方、報道などでは、事件を起こした青年が派遣労働者であったとの情報も伝えられており、事件には、現代日本の若者を取り巻く深刻な労働問題が伏在していたことを意識せざるを得ません。

 バブル崩壊後の不況期に、「正規労働者」のリストラが進む一方、パート・アルバイトといった「非正規労働者」の割合が急増しました。さらに2001年からの小泉構造改革・規制緩和により労働者派遣の対象業務や派遣期間が拡大された結果、「日雇い派遣」に代表されるような、パート・アルバイトよりさらに不安定で低賃金の労働者が多く生み出されました。景気が回復軌道に乗ったとされる近年においても不安定雇用問題の改善は進まず、「格差問題」として社会の歪みはいっそう大きくなりました。

 京都大学においても、2004年の法人化以後は、職場への派遣労働者の増加は著しく、業務の継続性の切断、処遇の不均衡、業務負担の偏り、職場の一体感の喪失など、様々な歪みが生じています。このような日本の将来を大きく左右する社会問題に対する批判とともに「非正規労働問題」や「格差問題」の社会的認知が広がっています。パートタイム労働法が改正され、労働者派遣業法も「日雇い派遣」の規制の動きが本格化しています。また、医療分野でも看護師増員要求が実を結び始めるなど、少しずつではありますが成果も現れてきています。これは、労働者や労働組合がこれらの問題について、あきらめることなく職場の要求を掲げて、運動を継続してきたことに依るものです。

 一方学内においては、法人化後はじめての総長選挙が実施されました。予備投票では、投票に参加することのできる職員の範囲が拡大されるなど、改善された部分もありました。しかし非常勤職員に予備投票の投票権が付与されなかったことや、予備投票から学内意向投票までの候補者周知期間や投票時間帯が極端に短く設定されたことなど、大学の民主的運営面における問題も見受けられ、職員組合はこれらの問題を指摘した意思表明を行いました。

 また、今回の総長選挙で選出された次期総長候補者は、「リーダーシップの発揮」の姿勢を鮮明に打ち出しており、ここからは学内の多様性や部局ないし教職員からの発意が十分尊重されるかどうかについての懸念も生じるので、その点からも総長就任後の動向が注目されます。私たちは人間らしい生活を送るための労働条件・賃金の改善や、「自由の学風」を守るための民主的な大学運営を正々堂々と主張し、運動を続けていく所存です。

 2007年度は京都大学職員組合結成60周年記念の年度であったにもかかわらず、私たちは、中央役員選挙を予定通り実施することができないという試練に直面せざるをえませんでした。しかし京大職組史上初めて委員長が教員以外の職層から選出されたこと、しかも初の女性委員長であったことなど、組合活動の発展の面もありました。

 結成60年を迎えた京大職組は、この年を新たな飛躍への第一歩としてしっかりとその組織基盤を固め、組合員の智恵と工夫と団結により、これからも全力で京都大学の労働組合としての使命を全うすることを、その決意とともに、ここに宣言します。

2008年6月28日
京都大学職員組合 第85回定期大会
2008-6-29 1:30:00



 中央執行委員会 : 京都大学職員組合 第85回定期大会公告

京都大学職員組合 第85回定期大会公告



日 時: 2008年6月28日(土)午後1時〜午後5時


場 所: 文学部新館2階 第3講義室


議 題: ・2007年度活動の総括および2008年度活動方針の確定
・2007年度決算報告および2008年度予算の決定
・その他




2008年5月28日
京都大学職員組合
中央執行委員長 森 美幸

2008-5-28 17:30:00



 声明・提言・意見 : 京都大学総長選挙について(声明)

5月23日付けで総長選考会議から次期総長候補者として松本 紘 現理事を決定した旨の通知がされました。

 今回の総長選挙においては、一方において学内予備投票、学内意向投票での投票資格者が拡大されたことは評価に値するものです。

 しかしながら他方において、第一に、投票資格者が構成員全員に広げられていないなど不十分な点が残されています。第二に、学内意向投票が総長予備候補者からの「抱負等」が公表された翌日に実施されたことや、それも午前中の2時間に限定されたことなど、検討する周知期間があまりにも短すぎ、選挙の実質的な公平性を損なうものであったと言わざるを得ません。

6年の任期を託す次期総長候補者への投票に当たっては、事前に必要な「判断材料」を提供し、期間の面でも十分な検討を可能とするような実施要項を定めるよう求めます。

2008年5月27日
京都大学職員組合 中央執行委員会
2008-5-28 15:40:00



 企画・催し : 「永年・退職組合員を囲むつどい」のご案内

 京都大学職員組合では、下記の通り「永年・退職組合員を囲むつどい」
を開催いたします。永年・定年組合員の方ならびに、各支部には別途詳
細のご案内を送付いたしておりますのでご参照ください。 2008-3-6 16:49:08

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 団体交渉 : 団体交渉を申し入れました【男女共同参画,有期雇用関係】

京都大学職員組合中央執行委員会は、2008年1月8日に下記の要求事項について総長に団体交渉を申し入れました。

1.2006 年4月1日に旧5級に昇格予定であった職員の処遇を、経過措置として2006年4月1日に遡及して4級ポストに昇任させて、2007 年3月に退職した職員と差のない待遇に不利益是正すること。2007 年4月1日以降の昇格予定者についても同様に是正すること。

2.1980 年4 月以前採用の日々雇用職員(現在は有期雇用教職員と称されているが、以後この問題の対象者を指すときは「定員外職員」と称する)を正規職員化すること。少なくとも定年年齢(雇用上限年齢)に近い者から順次計画的に正規職員化を実施すること。

3.定員外職員または定員外職員の日給単価計算式の分母を年間所定労働時間とすること

4.組合と大学法人の間に定員外職員の待遇改善について、来年1年間のうちに集中的かつ定期的に協議する機会を設けること。

団体交渉申入書、要求趣旨を含む要求事項全文はこちらからご覧いただけます。 2008-1-10 15:50:50



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