京大職場フォーラム2005 木谷理事の来賓ご挨拶
4.大学が国民の理解と信頼を得るための姿勢を示す必要
最後に、先程も言いましたように、私は労務担当ということになっていますが、私が労務担当理事として、委員長をはじめ皆さんに最近いろいろと、ある意味で厳しいことを申し上げていることは、皆さんご承知のとおりです。これについては、最初に申し上げましたように、大学が、国民の理解と信頼を勝ち取るために、歯を食いしばって一定の姿勢を見せていくことが、どうしても必要なんではないかと思います。もちろん一方で、そもそもわが国の高等教育に対する公財政支出がほかの先進国と比べて、GDP比でも半分である点に大きな問題があります。運営費交付金はきちんと確保していかなければいけませんし、そもそも基本的に、高等教育に対する公財政支出を、日本は全体としてもっと増やしていかなければいけない。また京都大学としては、運営費交付金の増額にむけて大学としても働きかけをすると同時に、一方で競争的資金、外部資金の導入も一生懸命進めていかなければいけないと思います。その他、事務の簡素化、合理化ということも進めて、京都大学ができるだけ魅力のある職場となっていく、教職員が喜んで働けるような勤務条件、あるいは教育研究条件をきちんと確立していく、そういったことは当然これから、一生懸命やっていきたいと思っています。けれども、今日のそういう状況の中で、国民の理解と信頼の獲得を進めていく前提として、一定の痛みを伴う姿勢を示すことも必要ではないかと、まず思っているわけです。ご理解を賜れればありがたいと、このような場でこういうことを申すのも何ですけども、そんなことを思っているわけであります。
5.しめくくりのあいさつ
いずれにいたしましても今日この後私は、十二時ぐらいまではいさせていただいて、勉強させていただきたいと思います。午後の具体的な各セッションについては残念ながら参加できませんが、そこでなされた議論、ご意見などについては、またいろんな機会で教えていただければと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。


